GnuGo3.5.3が8戦全勝で優勝。 2004年CGF特別例会の結果 2004年1月10,11日に電通大にて行われたCGF特別例会が開催されました。今年の参 加者は9名(招待1を含む)でgargoyleと碁理夢中の2つのプログラムが初参加です。 総当りリーグ戦の結果、招待のGnuGoが全勝優勝しました。2位はGnuGoだけに残念 ながらプログラムエラーで敗れたGORO、3位には勝也が入りました。 GnuGoは昨年11月のComputerOlympiadでも全勝優勝するなど、近年、一番強くなって いるプログラムだと思います。 Gnu GORO 勝也 彩 カレ 思考 Mart gar 碁理 勝敗 順位 GnuGo 3.5.3 (招待) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-0 優勝 GORO × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-1 2位 勝也 × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-2 3位 彩 × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-3 4位 カレンのささやき × × × × ○ ○ ○ ○ 4-4 5位 思考錯碁 × × × × × ○ ○ ○ 3-5 6位 Martha × × × × × × ○ ○ 2-6 7位 gargoyle × × × × × × × ○ 1-7 8位 碁里夢中 × × × × × × × × 0-8 9位 プログラム名 作者 マシン CPU クロック 1. GnuGo 3.5.3 Gnu 自作DOS/V Celeron 850MHz 2. GORO 大石康雄 INSPIRON Pentium4 1.6GHz 3. 勝也 清 愼一 Vaio PentiumM 900MHz 4. 彩 山下 宏 ThinkPad X24 Pentium3M 1.13GHz 5. カレンのささやき 小林勝己 Endeavor Pentium4 2.4GHz 6. 思考錯碁 田島守彦 ThinkPad T30 Pentium4 2.0GHz 7. Martha 氏家一朗 Vaio PentiumM 1.3GHz 8. gargoyle 松村成朗 ThinkPad X40 PentiumM 1.0GHz 9. 碁理夢中 永吉宏之 自作NotePC Celeron 1.2GHz またサイドイベントとして9路盤の人間を含むトーナメント戦も開催し 勝也が優勝しました。 勝也 | | 彩 勝也 | | | | 彩 カレン 勝也 GORO | | | | | | | | 彩 gargoy 高木 カレン 勝也 Marth 永吉 GORO ※ 高木(人)−カレン(3子)戦はカレン勝ち、永吉(人)−GORO戦は永吉勝ち ※ 人間が勝ってもコンピュータが勝ち上がるルール。 --------------------------------------------------------------- GnuGoはLevel 12で走らせてくれと頼まれましたが(11月のOlympiadで優勝したのは このレベルで走っていました)cgobanで以下の設定で走らせると Celeron850MHzの マシンではテスト対局で40分以上使ってしまいました。 /home/yss/gnugo-3.5.3/interface/gnugo --mode gmp --level 12 --clock 2400 そのため、以下の時間制限付きのオプションを使っています。 これですと残り時間によってLevel 10から自動的に思考レベルが下がるようです。 /home/yss/gnugo-3.5.3/interface/gnugo --mode gmp --autolevel --clock 2400 --autolevel と --level オプションを同時に指定すると --level は無視される ようです。 大会のページ http://hp.vector.co.jp/authors/VA012620/
19路はGnuGoが10戦全勝で優勝。 9路は彩が14勝4敗で優勝。 以下は、CGFジャーナルへの投稿から抜粋です。 8.Computer Olympiadについて。 第8回Computer Olympiadは2003年11月23日から27日までオーストリアのグラーツで 開催された。Computer Olympiad(コンピュータ・オリンピック)は歴史は古く、第1 回は1989年にさかのぼる。第1回から第4回までは毎年開催されたが、その後スポン サーが見つからず中断。2000年にMSOの1イベントとして復活し今回に至っている。 第1回 1989年 イギリス、ロンドン 第2回 1990年 イギリス、ロンドン 第3回 1991年 オランダ、マーストリヒト 第4回 1992年 イギリス、ロンドン 第5回 2000年 イギリス、ロンドン、MSO(Mind Sport Olympic)に併設で復活。 第6回 2001年 オランダ、マーストリヒト 第7回 2002年 オランダ、マーストリヒト 第8回 2003年 オーストリア、グラーツ Computer Olympiadは色々なボードゲームのプログラム同士の大会を一度に行う大 会で今回は囲碁(19路(11)、9路(10))、将棋(3)、チェス(15)、アマゾン(5)、 LOA(Lines of Action)(3)、バックギャモン(2)、Abalone(2)、 RoShamBo(ジャンケン)(7)、ドット&ボックス(3)、Draughts(4)、ポーカー(2)、 HEX(2)、と実に13種類、19カ国から69人もの参加者が集まって戦われた(ゲームの 後ろの()内はそれぞれの参加者数を示す)。 チェスはWCCCという世界大会として独立して開催されており(22日から30日まで) こちらは1局を持ち時間2時間ずつで9日間に渡って対戦する優雅なもので、会場も 特設の別の場所で行われていた。この世界大会は期間が長いため参加を敬遠するチ ェスプログラマも多いようだ。 私自身は2000年に初参加して以来の2度目の参加で、今回は囲碁の19路、9路、そし て将棋の3部門に参加した(アマゾンにも参加しようとしたがそれはスケジュール 的に無理、と断られた)。 開催場所のグラーツ(Graz)はオーストリア第二の都市で日本からは成田からオース トリアのウィーンまで直行便で飛び、そこからグラーツまで乗り継ぐ15時間ほどの 旅である。 現地に前日に着いた後、既に開催しているはずのチェスの試合を見にDom im Berg という会場を探しに行った。しばらく迷った挙句、岩石が落ちてきたような急激な 丘の下に看板があるのを発見。昔は防空壕に使われていたらしい洞窟の通路を登っ ていくと右手に岩石を繰り抜いて作った高さ30mほどの巨大な空間があり、それが チェスの会場であった。薄暗い怪しい雰囲気で、ディスプレイの明かりと浮かび上 がったチェス盤が幻想的な雰囲気を漂わせていた。Olympiadの会場はそこから徒歩 で5分ほどのカジノが入っている建物の中の会議室で、こちらは明るくて快適だが 難点はカジノの入り口を通る際にいちいちパスポートを見せなくてはいけない事で あった(ほとんどの人は裏口からこっそり?出入りしていたが)。 9.19路盤の大会、GoAheadの代理操作の二人 19路の参加は11チーム、岐阜の大会で上位5つに入ったプログラムは参加していな いのでアマチュア色の強いややレベルが下がる大会となった。持ち時間は19路は50 分。9路は20分で19路は総当り、9路は総当りでさらに先後を入れ替えて2局ずつ対 戦する方式で行われた。コミはどちらも6.5目。19路も9路も対戦はSGMPを使った通 信対戦だったので通信トラブルが何度か発生したものの比較的楽であった。 GnuGoとGoAheadは代理参加。作者がいないのは残念だが、今回はGoAheadの代理と して、独自に9路盤や13路盤でコンピュータ囲碁ソフトを20ぐらい集めて対戦させ て結果をWebに載せている楽しんでいる(苦労している?)Stefan Mertinと話せて 面白かった。彼はチェロのプロ奏者だそうで日本にもカルテット(楽器が4つぐら いで演奏する)の公演で5箇所ぐらいを回ったそうだ。その時に5cmぐらいの厚さの 囲碁盤も買ったそうでGoAheadの画面は彼の碁盤の取り込みだそうである。日本で は囲碁と将棋、どっちが人気なんだ、と聞かれて将棋人口は1000万、囲碁は500万 ぐらいだと適当に答えて、でも最近ではヒカルの碁の影響で囲碁を覚えた子供が増 えてるかも、という話をすると、さすがは日本のアニメ、ドイツでもやっているよ うで「よろしくお願いします」とかなりきれいな日本語で彼が話したのには驚いた。 それと碁石のかっこいい打ち方?もすぐに覚えたそうである。確かにマンガでもヒ カルが石の打ち方を真似るシーンが何度か出てくるが、なるほど・・・。何事も形 から、というのは基本ですね。 Jimmyの作者(台湾出身)はしばらく囲碁から離れていたのは兵役に取られていた ためだそうだ。韓国でも兵役は義務らしいので、日本に生まれた事をこのときばか りは感謝した。若いときに兵役に2年も取られるとかなり人生に影響を与えると思 う。それとGoAheadの9路盤の代理をなぜかチェスのBrutusの作者(Chrilly Donninger)がやっていた。彼のソフトはFPGAというプログラミング可能なCPUを8 個使用しており今大会でFritzを破っている。(Fritzはカスパロフとも互角に戦う プログラムであり、これは非常にすごい事である)。最後は惜しくも4位に終わっ たが、優勝したらカスパロフと対戦できるかもね、と話してみるとそれはスポンサ ー云々の関係があり難しいだろう、とのこと。最強のプログラムが最強の人間と対 戦するのが当然なのだがお金が絡んでくるとそういう風にもいかないらしい。 大会後にComputer Goのメーリングリストで彼が「囲碁のプログラムは何であんな に遅いんだ!俺がさくっとFPGAで囲碁のプログラムをハードウェア化して1年以内 に9路盤で初段のプログラムを作ってやるぜ!ビールを50リッター賭けるぞ!」と ぶちまかして話題になっていた。1年後が楽しみである。 10.19路盤の結果 私の予想としてはGoIntellectかGnuGoが優勝争いをし、あわよくば彩が3位ぐらい に、というものであった。しかし初戦からNeuroGoにお互いひどい内容で負け、他 の試合も安定感の無さを露呈して4勝6敗の7位に終わった。 結果はGnuGoが全勝で優勝。2位には8勝2敗のGoAhead、3位には同率になりプレーオ フでDariushに勝ったGoIntellectが入った。GoAheadは1990年に開発を開始したド イツのプログラムでGFA BASICというATARIで動く言語で書かれているそうである。 ネットで過去の成績を見てみるとヨーロッパの大会では何度も優勝しており、MFG に近い棋力を持つソフトという印象を受けた。Dariushはヨーロッパ大会に参加し たことがあるプログラムで作者はなぜかニューカレドニアである。 19路盤の結果 Gnu GoA GoI Dar Ind Neu Aya Jim Exp Sma GoL 1 GnuGo ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 10-0 2 GoAhead × ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-2 3 Go Intellect × × ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ 7-3 プレーオフで勝って3位 4 Dariush × ○ × ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 7-3 5 IndiGo × × × × ○ × ○ ○ ○ ○ 5-5 6 NeuroGo × × ○ × × ○ ○ × × ○ 4-6 7 Aya × × × × ○ × ○ ○ ○ × 4-6 8 Jimmy × × × ○ × × × ○ × ○ 3-7 9 Explorer × × × × × ○ × × ○ ○ 3-7 10 SmartGo × × × × × ○ × ○ × ○ 3-7 11 GoLois × × × × × × ○ × × × 1-9 Rank Program Author(s) Nationality 1 GnuGo many many * 2 GoAhead P. Woitke Germany * 3 Go Intellect K-H. Chen USA 4 Dariush E. Marchand New Caledonia * 5 Indigo B. Bouzy France 6 NeuroGo M. Enzenberger Canada 6 Aya H. Yamashita Japan 8 Jimmy S-J. Yen Taiwan 8 Explorer M. Mueller Canada 8 SmartGo A. Kierulf USA 11 Golois T. Cazenave France *は代理参加を示す 11.9路盤と終局後の対局再開ルール 19路盤が終了に差し掛かった頃、随時9路盤の対戦が開始された。NeuroGoのマーカ スが対戦相手を求めて(最初の餌食を求めて?)うろうろしていたので彼と最初に 対戦することになった。初戦はきわどく1目半勝ち。2戦目も勝ちきり19路での借り を返せたと、内心思っていたが後から思えばこれが事実上の優勝決定戦であった。 事前の情報ではマーカスは9路盤では相当自身があったようである。 初日の最終戦は強豪ソフトでは唯一本人(Ken Chen)が参加していたGoIntellectと。 その2戦目がちょっと問題になった。中途半端な局面で双方パスをして終局してし まったのだ。下の図がその問題の局面。 黒83手 PASS まで ABCDEFGHJ 1┌○●●●●┬┬┐ 2●○●○●●●┼┤ 3○●●○○●┼●┤ 4○●○○┼○●●● 5○●○┼●○●○● 6○●●○○○○○○ 7○○●○○●○●○ 8├○○○●●●●○ 9└●●●●●┴●● 黒がGoIntellectで白が彩である。大会は中国ルールなのだが日本ルールのまま打 っていた彩は相手の死石を完全に取りには行かず、パスをしている間にGoIntellect の死石に動かれてしまった。Ken Chenはこれはセキだね、と主張している。たしか に下辺の白と黒は両方とも1眼しか持たず、黒を取りに行くにはコウを仕掛けない といけない。彩は下辺の黒は死んでいると表示し、GonIntellectは全ての白石は死 んでいる、と表示している。Ken Chenいわく「この局面で死活判定に合意できない なら、プログラムは対局を再開するべきだ」「で、再開できないならば、死活判定 が食い違う部分はセキだ(微妙に違うかも)」のように主張し、大会の審判である Schaeffer教授も「で、再開できるのかね?出来ないならセキだね」と追従されて ますます弱った。セキだとすると彩の負けである。たしかに日本囲碁規約には対局 を停止して、死活で意見が食い違う場合は対局を再開する、という一文があるのだ が、これがコンピュータにも当てはまるものとは思わなかった。だいたいPASS, PASSの後に対局を再開できるプログラムが現在存在するのだろうか。結局、囲碁の ルールにも英語で議論するのにも自信がもてない私はセキに同意してしまったのだ が、今もって納得がいかない。翌日、再度Ken Chenを捕まえて昨日の判定について 議論してみたが話は平行線に終わった。 この試合の後、自陣に手を入れても損をしないように評価関数を中国ルールに対応 させた。翌日安定して勝ったのはこの修正も大きかったと思う。2日目は途中から 彩が結構強いらしいことが判明したので比較的余裕を持って眺めることができた。 12. 9路盤の結果 結果は星の潰しあいが多く僅差ながらも14勝4敗の成績を上げた彩が優勝。2位には 12勝で並んだGoIntellectをプレーオフで下したNeuroGoが入った。9路盤は運の要 素も大きいので幸運だったと思う。また19路と9路に参加している人は、9路は19路 と同じ設定か少し探索深さを深くしているという程度であり、あまり9路に特化し た作りにしていなかったのも幸いした。今回の結果で強く印象付けられたのは9路 盤は出入りでなく盤面全体の探索で深く読むことによりかなり強いものが出来る、 という予感である。盤面全体探索では出入り計算では扱いが難しいコウ争いなども 自然に組み込むことができるのも大きい。9路盤で人間の高段者に勝つものが出来 ればそのインパクトはかなり大きいと思うし、Brutusの作者ではないが、現在トッ プクラスの作者が9路専用に作ってくればすぐにでも実現できるのではないかと思 うがどうだろうか。 9路盤の結果(白黒2局対局、2は2連勝、1は1勝1敗を示す) Aya GoI Neu Mag Ind Sma Dar GoA Olg GoL 勝数 順位 1 Aya 0 2 2 2 1 2 2 1 2 14 1 2 Go Intellect 2 1 0 1 2 2 1 1 2 12 3 3 NeuroGo, 0 1 2 1 0 2 2 2 2 12 2 プレーオフで1-0で勝ち2位。 4 Magog, 0 2 0 1 2 1 1 2 2 11 4 5 IndiGo, 0 1 1 1 1 1 2 2 2 11 4 6 SmartGo, 1 0 2 0 1 0 1 2 2 9 6 7 Dariush, 0 0 0 1 1 2 1 1 2 8 7 8 GoAhead, 0 1 0 1 0 1 1 2 2 8 7 9 Oleg, 1 1 0 0 0 0 1 0 2 5 9 10 GoLois, 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 Rank Program Author(s) Nationality 1 Aya H. Yamashita Japan 2 NeuroGo M. Enzenberger Canada 3 Go Intellect K-H. Chen USA 4 Magog E. van der Werf Netherlands 5 Indigo B. Bouzy France 6 SmartGo A. Kierulf USA 7 Darius E. Marchand New Caledonia * 8 GoAhead P. Woitke Germany * 9 Oleg B. Helmstetter France 10 Golois T. Cazenave France * 代理参加を示す 大会のページ http://www.cs.unimaas.nl/olympiad2003/ 大会結果と棋譜は 19路 http://www.cs.unimaas.nl/olympiad2003/results/go1919/go1999.htm 9路 http://www.cs.unimaas.nl/olympiad2003/results/go99/go99.htm 私が撮った写真を何枚か置いておきます。 http://207.218.206.38/~admin82/photo/graz2003/graz2003.html
KCC囲碁が8戦1敗で優勝。 2003年8月2,3日に岐阜県のソフトピアジャパンにて1999年のFOST杯以来、4年ぶりの世界大会が 日本で開催されました。 参加者は 海外勢 10 日本勢 7 の全17チーム。海外から本人が直接参加したのはイギリスから マイケルリースのGo++と韓国からPaduk Invinsibleの Yongkyoon No さんの2人だけでした。 変形スイス式9回戦の結果、優勝は8勝1敗でKCC Igo。2位は同じく8勝1敗ながら ソルコフで負けてHarukaが入りました。 1位 KCC Igo 8勝1敗 2位 Haruka 8勝1敗 3位 Go++ 7勝2敗 以下は下のとおりです。 +------------------+----+----+----+----+----+----+----+----+----+------+----+-----+----+ | 対局者名 |1局|2局|3局|4局|5局|6局|7局|8局|9局|勝敗分|ソル|SB/MD|順位| +------------------+----+----+----+----+----+----+----+----+----+------+----+-----+----+ | 1.Go4++ |Pado|KCC |Aya |HARU|Many|Kats|Goem|Neur|GNU | 7-2-0|49.0| 34.0| 3| | | ○| ○| ○| ×| ○| ○| ×| ○| ○| 7.0| | 23.0| | | 2.Goemate |GoWi|Aya |Kats|GNU |HARU|Many|Go4+|KCC |Go I| 7-2-0|49.0| 33.0| 4| | | ○| ○| ○| ○| ×| ○| ○| ×| ○| 7.0| | 22.0| | | 3.Many Faces |TSGO|Kats|GORO|Go I|Go4+|Goem|HARU|Aya |KCC | 5-4-0|50.0| 20.0| 5| | | ○| ○| ○| ○| ×| ×| ×| ○| ×| 5.0| | 12.0| | | 4.Go Intellect |GNU |GORO|KCC |Many|GoWi|TSGO|Shik|HARU|Goem| 4-5-0|49.0| 16.0| 9| | | ×| ○| ×| ×| ○| ○| ○| ×| ×| 4.0| | 8.0| | | 5.HARUKA |Neur|Pado|GNU |Go4+|Goem|KCC |Many|Go I|Kats| 8-1-0|48.0| 40.0| 2| | | ○| ○| ○| ○| ○| ×| ○| ○| ○| 8.0| | 30.0| | | 6.KCC Igo |Shik|Go4+|Go I|Neur|GNU |HARU|Aya |Goem|Many| 8-1-0|49.0| 42.0| 1| | | ○| ×| ○| ○| ○| ○| ○| ○| ○| 8.0| | 30.0| | | 7.Aya |Care|Goem|Go4+|Shik|TSGO|GNU |KCC |Many|dumm| 4-5-0|42.0| 10.0| 11| | | ○| ×| ×| ○| ○| ×| ×| ×| ○| 4.0| | 6.0| | | 8.Katsunari |mart|Many|Goem|Care|GORO|Go4+|Neur|GNU |HARU| 4-5-0|47.0| 15.0| 10| | | ○| ×| ×| ○| ○| ×| ○| ×| ×| 4.0| | 8.0| | | 9.GORO |dumm|Go I|Many|Pado|Kats|Shik|GNU |Care|TSGO| 5-4-0|31.0| 13.0| 8| | | ○| ×| ×| ○| ×| ○| ×| ○| ○| 5.0| | 9.0| | |10.Padook |Go4+|HARU|Shik|GORO|dumm|mart|Care|TSGO|GoWi| 3-6-0|36.0| 5.0| 14| | | ×| ×| ×| ×| ○| ○| ○| ×| ×| 3.0| | 2.0| | |11.GoWind |Goem|Shik|Care|TSGO|Go I|Neur|dumm|mart|Pado| 4-5-0|31.0| 9.0| 13| | | ×| ×| ○| ○| ×| ×| ○| ×| ○| 4.0| | 6.0| | |12.TSGO |Many|Care|dumm|GoWi|Aya |Go I|mart|Pado|GORO| 3-6-0|30.0| 5.0| 15| | | ×| ×| ○| ×| ×| ×| ○| ○| ×| 3.0| | 2.0| | |13.GNU Go |Go I|mart|HARU|Goem|KCC |Aya |GORO|Kats|Go4+| 5-4-0|49.0| 19.0| 6| | | ○| ○| ×| ×| ×| ○| ○| ○| ×| 5.0| | 12.0| | |14.NeuroGO |HARU|dumm|mart|KCC |Shik|GoWi|Kats|Go4+|Care| 5-4-0|40.0| 13.0| 7| | | ×| ○| ○| ×| ○| ○| ×| ×| ○| 5.0| | 9.0| | |15.Shikou Sakugo |KCC |GoWi|Pado|Aya |Neur|GORO|Go I|dumm|mart| 4-5-0|35.0| 9.0| 12| | | ×| ○| ○| ×| ×| ×| ×| ○| ○| 4.0| | 5.0| | |16.Carens Whisper |Aya |TSGO|GoWi|Kats|mart|dumm|Pado|GORO|Neur| 3-6-0|30.0| 5.0| 15| | | ×| ○| ×| ×| ○| ○| ×| ×| ×| 3.0| | 2.0| | |17.martha |Kats|GNU |Neur|dumm|Care|Pado|TSGO|GoWi|Shik| 2-7-0|31.0| 4.0| 17| | | ×| ×| ×| ○| ×| ×| ×| ○| ×| 2.0| | 0.0| | |18.dummy program |GORO|Neur|TSGO|mart|Pado|Care|GoWi|Shik|Aya | 0-9-0|33.0| 0.0| 18| | | ×| ×| ×| ×| ×| ×| ×| ×| ×| 0.0| | 0.0| | +------------------+----+----+----+----+----+----+----+----+----+------+----+-----+----+ ○:勝ち ×:負け 成績は、9回戦まで 順位確定にはDH(直接対決の結果)は使わないルールでしたので カレンの囁きとTSGOは同順位となっています。 以下は順位順の星取表です。 順位 KCC Har Go+ Goe MFG Gnu Neu GOR GoI Kat Aya Shi GoW Pad Car TSG mar --- Wins SL/SB 1. KCC Igo ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-1 49 2. HARUKA × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-1 48 3. Go++ ○ × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-2 49/34 4. Goemate × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-2 49/33 5. MFGo × × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 50 6. GNU Go × × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 49 7. NeuroGo × × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 40 8. GORO × × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 31 9. GoIntellect × × × × × ○ ○ ○ ○ 4-5 49 10.Katsunari × × × × × ○ ○ ○ ○ 4-5 47 11.Aya × × × × × ○ ○ ○ ○ 4-5 42 12.ShikoSakugo × × × × × ○ ○ ○ ○ 4-5 35 13.GoWind × × × × ○ ○ ○ × ○ 4-5 31 14.Padook × × × × × ○ × ○ ○ 3-6 36 15.Carens Whis. × × × × × × ○ ○ ○ 3-6 30 15.TSGO × × × × × ○ × ○ ○ 3-6 30 17.martha × × × × ○ × × × ○ 2-7 18.---(bye) × × × × × × × × × 0-9 Rank Program Author(s) Nationality 1. KCC Igo KCC Igo development team North Korea * 2. HARUKA KAWA Ryuichi Japan 3. Go++ Michael Reiss England 4. Goemate Chen Zhixing China * 5. The Many Faces of Go David Fotland USA * 6. GNU Go GNU Go team many * 7. NeuroGo Markus Enzenberger Germany * 8. Go Intellect 2003 Keh-Hsun Chen USA * 9. GORO OOISHI Yasuo Japan 10. Katsunari SEI Shin-ichi Japan 11. AYA YAMASHITA Hiroshi Japan 12. Shikou Sakugo TAJIMA Morihiko Japan 13. GoWind Ruhai Zhou China * 14. Padook Invincible Yongkyoon No Korea 15. Carens Whisper KOBAYASHI Katsumi Japan 15. TSGO Ivo Johan Tonkes Netherlands * 17. martha UJIIE Ichiro Japan 18. dafault win * 代理参加を示す 大会のページ http://www.gifuit.com/igo2003/ 大会結果と棋譜は http://www.hiroshima-pu.ac.jp/~sasaki/cgf/gifu2003/resultj.html SGFの棋譜はこちら http://igo.bz/cgf/cgf2003-sgf.zip 私が撮った写真を何枚か置いておきます。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA012620/gifu2003/gifu2003.html Go++のリースによる感想と写真があります。 レポート http://www.reiss.demon.co.uk/webgo/gifu.htm 写真 http://www.reiss.demon.co.uk/webgo/gifupic.htm http://www.reiss.demon.co.uk/webgo/compgo.htm
Haruka(河龍一氏)が8戦全勝で2年連続の優勝。 8月24,25日に電通大にて2002年度のCGF特別例会が行われました。 参加者はキャンセルが2つあり全8プログラム、これに招待のGnuGoを加え全9チームで 総当りリーグ戦を行いました。 結果はHarukaが安定した打ち回しで2年連続で全勝優勝を飾りました。 2位は6勝2敗の同率で並んだ、彩、GnuGo、4位は5勝3敗で勝也が入りました。 2002年8月24,25日、電気通信大学西9号館 HAR 彩 Gnu 勝也 イマ カレ Mart 思考 あん HARUKA ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-0 優勝 彩 × ○ × ○ ○ ○ ○ ○ 6-2 2位 GnuGo 3.3.6(招待) × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-2 2位 勝也 × ○ × ○ ○ × ○ ○ 5-3 4位 イマージュ × × × × ○ × ○ ○ 3-5 5位 カレンのささやき × × × × × ○ ○ ○ 3-5 5位 Martha × × × ○ ○ × × × 2-6 7位 思考錯碁 × × × × × × ○ ○ 2-6 7位 あんどう君囲碁 × × × × × × ○ × 1-7 9位 順位 作者 プログラム名 1. 河 龍一 HARUKA 2. 山下 宏 彩 2. Many GnuGo 4. 清 愼一 勝也 5. 小林勝己 カレンのささやき 5. 田村幸雄 イマージュ 7. 田島守彦 思考錯碁 7. 氏家一朗 Martha 9. 安藤友人 あんどう君囲碁
MFG(David Fotland氏)が7戦全勝で優勝。 今回の21世紀杯はCG2002というコンピュータゲームの国際会議に併設、 という形で開催されました。 アルバータ大学にはチェッカーで人間を破ったChinook(シヌークと呼ぶそうです)を 作ったSchaeffer教授がいて、彼のもとにたくさんの研究者が集まっている関係で 今回のエドモントンでの開催となっています。 大会には14プログラムが参加し、4つが代理参加。 日本からは勝也、彩、Great5、Hiratsuka、の4ソフトが参加で Hiratsuka以外は作者が参加しました。 優勝はGo4++との直接対決を制したMFGに決まりました。 決勝の1局はGo4++が例によって?中央に広大な地を築いたのですが MFGが死にそうな石を打ち込んでもがいているうちに活きに成功。 逆転勝利となりました。 棋譜は主催のIntelligent Goのページから見れます。 http://intelligentgo.org/en/igf/21cc2002/ また、大会の写真をいくつかここに置いておきます。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/2322/21-2002/index01.html M G G K A N G E S I G G T H 1 MFG - O O O O O O O 7-0 2 GO4 x - O O O O O O 6-1 3 GOI x x - O O O O O 5-2 4 KAT x x x - O O O O 4-3 5 AYA x x - O x O O O 4-3 6 NEU x x - x O O O O 4-3 7 GNU x x x x - O O O 3-4 8 EXP x x x O - x O O 3-4 9 SMA x x x O x - O O 3-4 10 IND x x O - x x O O 3-4 11 GRE x x x x O - O O 3-4 12 GOL x x x O x - x O 2-5 13 TSG x x x x x O - O 2-5 14 HIR x x x x x x x - 0-7 順位 プログラム名 作者 居住地 1. The Many Faces of Go David Fotland アメリカ 2. Go4++ Michael Reiss イギリス 3. Go Intellect Ken Chen アメリカ 4. Katsunari Shinichi Sei 日本 5. Aya Hiroshi Yamashita 日本 6. NeuroGo Markus Enzenberger カナダ 7. GNU Go Free Software Foundation ? 8. Explorer Martin Mueller カナダ 9. SmartGo Anders Kierulf アメリカ 10. Indigo Bruno Bouzy フランス 11. GREAT5 Takeshiro Yoshikawa 日本 12. Golois Tristan Cazenave フランス 13. TSGO Ivo Tonkes オランダ 14. HIRATUKA Kiyoshi Fukumoto 日本 1 2 3 4 5 6 7 W-L SO 順位 1 Go4++ 8+(4) 5+(3) 3+(5) 2-(7) 4+(3) 9+(4) 14+(3) 6-1 29 2 2 Mfg 9+(4) 7+(3) 4+(3) 1+(6) 3+(5) 8+(4) 10+(4) 7-0 29 1 3 Go Intellect 10+(4) 13+(3) 1-(6) 9+(4) 2-(7) 4+(3) 5+(3) 5-2 30 3 4 GnuGo 11+(2) 6+(2) 2-(7) 13+(3) 1-(6) 3-(5) 9-(4) 3-4 29 7 5 SmartGo 12+(0) 1-(6) 9-(4) 8+(4) 10-(4) 11+(2) 3-(5) 3-4 25 9 6 Golois 13-(3) 4-(3) 11-(2) 12+(0) 7+(3) 10-(4) 8-(4) 2-5 19 12 7 Indigo 14+(3) 2-(7) 13-(3) 10-(4) 6-(2) 12+(0) 11+(2) 3-4 21 10 8 Aya 1-(6) 11+(2) 14+(3) 5-(3) 13+(3) 2-(7) 6+(2) 4-3 26 5 9 Katsunari 2-(7) 12+(0) 5+(3) 3-(5) 14+(3) 1-(6) 4+(3) 4-3 27 4 10 NeuroGo 3-(5) 14-(3) 12+(0) 7+(3) 5+(3) 6+(2) 2-(7) 4-3 23 6 11 TSGo 4-(3) 8-(4) 6+(2) 14-(3) 12+(0) 5-(3) 7-(3) 2-5 18 13 12 Hiratsuka 5-(3) 9-(4) 10-(4) 6-(2) 11-(2) 7-(3) 13-(3) 0-7 21 14 13 Great5 6+(2) 3-(5) 7+(3) 4-(3) 8-(4) 14-(3) 12+(0) 3-4 20 11 14 Explorer 7-(3) 10+(4) 8-(4) 11+(2) 9-(4) 13+(3) 1-(6) 3-4 26 8
Haruka(河龍一氏)が5戦全勝で優勝。 8月25,26日に電通大にて行われたCGF特別例会の結果はHarukaが安定した打ち回しで 全勝優勝を飾りました。 2位は3勝2敗の同率で並んだ、GnuGo、勝也、GOROが入りました。 私は・・・内緒です。(ここまで負けるとは・・・) 優勝. Haruka 2位. GnuGo(招待) 2位. 勝也 2位. GORO 5位. イマージュ 6位. 彩 Haru GnuG 勝也 GORO 彩 イマ 勝敗 順位 1. Haruka ○ ○ ○ ○ ○ 5-0 優勝 2. GnuGo(招待) × × ○ ○ ○ 3-2 2位 3. 勝也 × ○ × ○ ○ 3-2 2位 4. GORO × × ○ ○ ○ 3-2 2位 5. 彩 × × × × × 0-5 6位 6. イマージュ × × × × ○ 1-4 5位 ※1.Haruka - イマージュ戦は時間切れ ※2.GnuGo - 勝也戦は時間切れ(打ち続けた結果はGnuGoの1目半勝ち) 詳細はCGFのページを。CGF特別例会
2001年7月22,23日にコンピュータ囲碁大会「21世紀杯」がアメリカのヨーク大学で行われました。 参加は世界6カ国から12チームで日本からは河龍一さん(Haruka)と私(Aya)が参加しました。 スイス式6回戦の結果、優勝は5勝1敗でGo4++。 2位は直接対決でGo4++に敗れたもの同じく5-1で「Haruka」が入りました。 Go4 Har Wul Mfg Sma GoS GoI Gnu Gol Aya Exp Plo 勝敗 SOS 順位 Go4++ ○ × ○ ○ ○ ○ 5-1 21 1 Haruka × ○ ○ ○ ○ ○ 5-1 21 2 Wulu ○ × ○ ○ × ○ 4-2 22 3 Mfg × × ○ ○ ○ ○ 4-2 18 4 SmartGo × × ○ ○ ○ ○ 4-2 15 5 GoStar × × ○ ○ ○ ○ 4-2 12 6 GoI × × × ○ ○ ○ 3-3 20 7 Gnu × ○ × × ○ ○ 3-3 18 8 Golois × × × × ○ ○ 2-4 17 9 Aya × × × × × ○ 1-5 19 10 Explorer × × × × × ○ 1-5 17 11 Plodder × × × × × × 0-6 12 優勝 Go4++ 2位 Haruka 3位 Wulu 5位 SmartGo (ニューフェイス賞)IngやFOST、SG杯に未参加で最高位のプログラムに授与 プログラム名 作者 国籍 Go4++ Reiss, Michael UK Haruka Kawa, Ryuichi Japan Wulu Lei, Xiuyu and others China MFG Fotland, David US SmartGo Kierulf, Anders US GoStar Lu, Jimmy China Go Intellect Chen, Ken US GNU Go Bump, Daniel and many others various GoLois Cazenave, Tristan France Aya Yamashita, Hiroshi Japan Explorer Muller, Martin Canada plodder Newman, William Harold US 21世紀杯は今年から新設された大会で、主催は Intelligent Go Foundation。 会長はBob Myersさんで彼は日本に15年ほど住んでいたそうで日本語も ぺらぺらでした。 賞金総額10,000$、優勝は5,000$(60万円)で8位まで賞金がついています。 詳しくはWebページをご覧下さい。 http://www.intelligentgo.org/jp/index.html 会場のヨーク大学はペンシルバニア州ヨーク市。ワシントンDCから北に140Kmに 位置する地方大学です。ここでは9日間に渡って US.Go Congress というアメリカ 最大の囲碁大会が開催されており、21世紀杯もその一環として開催されました。 作者の方も半分以上がメイン大会である U.S.Open という1日1局で、全6局を打つ 大会に参加していました。1日1局とはなんとも優雅な大会で日本だったら1日で 終わらせてしまいそうです。(しかも4日目にはお休みの空き日まで!あります) 参加者は全部で200名以上?でしょうか。日本、中国、などからもたくさん人が 参加していました。 U.S.Open は午前中、21世紀杯は午後、とどちらも参加可能になっていました。 宿泊場所は大学の寮を格安で借りられ(3食付きで40$)、また周りには何にも ないため(町の中心まで2kmくらい)囲碁を打つ環境としては誘惑が少なく? いい場所でした。 パソコンは英語版のWindows2000がインストールされたマシンが貸し出されたの ですが、中国の2つと日本のHarukaが正常に動作せず、大会当日の30分前に WindowsMe(英語版)を買ってきて急遽インストールしなおす、という突貫工事が ありました。中国勢は通信が不調で、HarukaはDLL内の関数がないよ、というエラー でしたがWinMeでは無事に動いて解決しました。Win98系とNT系ではやはり微妙に 違うようです。 私はノートを持ち込んだので問題はなかったのですが、それもバッテリーパックを 外さないと通信エラーが時々起こる、という代物で通信囲碁対局にエラーは付き物 のようです。 しかし表示している文字が文字化けして読めない、というのはやはり不便です。 1日目、HarukaとWuluが対戦した際、盤面持碁になったのですが、作者の河さん (と私)は対局の流れと相手の雰囲気からてっきり負けた、と思い、さっさと ヨークのダウンタウンまでやけ酒を飲みに行きました。 が、2日目の朝の対戦表を見ると、あれ?Harukaが勝ったことになっている?! で確認してみますとHarukaは白番だったのでコミで勝っていた事が判明!。 囲碁ではちゃんと勝敗を確認しないとダメですね・・・。 (大会は中国ルールでパスすると−1目かかるため、その辺りでも混乱が少なからず ありましたけど) 事実上の優勝決定戦となったHaruka - Go4++戦は、自陣の中央の大きな厚みに 対して押さえる1手をHarukaが打たなかったため惜しくも負け。 私自身は新興勢力であるSmartGo、GnuGoなどに敗れいいところなく10位に 沈みました。個人的な印象では上位の伸びはそれほどでもないけど中堅の GoStarなどが強くなっていると思いました。 全棋譜は後日Webで公開されると思います。
以下の記事はSG杯に参加された清愼一氏がCGFのMLに流したものの転載です。 CGFのみなさま、 清です。 簡単ですが、The SNU-Garosu.com Cup International Baduk Competitionの レポートです。 SNU(Seoul Natinal Universityの略)とGarosu.comというITの会社の 合同主催で、今年から始まったコンピュータ囲碁の大会です。 なおBadukは韓国語で囲碁のことです。 大会会場はSNU。ソウルのガイドブックに載ってる地図だと、南の街はずれに 位置します。この大学は日本の東京大学にあたる、韓国一の名門です。 敷地はすごく広く、校舎もきれいでした。会場は小さめの講堂を使いました。 宿泊はSNUのゲストハウスで無料でした。 スケジュールは、3/2が予選、3/3が決勝です。ルールは韓国ルール(日本 ルールと同じ)。持ち時間は50分ですが、5分オーバーするごとに、相手に 2目加算されます。しかし60分をオーバーすると、時間切れ負け。 コミは6.5目。原則として通信対局。スケジュールの関係で1プログラムが同時に 2局対局することがありました。 コンピューターは主催者が用意しましたが、参加者による持ち込みも可能です。 大会前のアナウンスでは、Pentium3の500MHzでしたが、実際には700MHzのマシン でした。予選は参加者を4グループに分けて、それぞれ総当たり戦をし、 上位2チームずつが決勝進出。予選の割り振り時に、過去の実績から6チーム (Go4++,Goemate,Wulu,Haruka,MFG,Fungo)がシードされ、適当に分散され、 残りチームはくじびきで割り振られました。 なお、他の大会と違って、プログラム名ではなく開発者名で試合をしました。 そのため、プログラム名が無いのもありました。 参加は18チーム。Zhangさんだけは来場せずに、代理人が操作しました。 GMS,SNU1,SNU2は開発チームの名前です。SNUはソウル国立大学の略。 Lei Xiuyu China Chen Zhixing China Lu Jinqiang China Zhang lianpeng China Kawa Ryuichi Japan Shinichi Sei Japan Tamura Yukio Japan David Fotland USA Michael Reiss England Tristan Cazenave France Martin Mueller Canada Feng Shaomin Singapore Intellisoft Korea(South) JEE Wonho Korea(South) No Yongkyoon Korea(South) GMS Korea(South) SNU1 Korea(South) SNU2 Korea(South) 予選の結果。 Group 1 Michael Reiss 4-0 決勝進出 Zhang lianpeng 3-1 決勝進出 JEE Wonho 2-2 SNU1 1-3 SNU2 0-4 Group 2 Chen Zhixing 4-0 決勝進出 GMS 3-1 決勝進出 Sei Shinichi 2-2 Tamura Yukio 1-3 No Yongkyoon 0-4 Group 3 Kawa Ryuichi 3-0 決勝進出 Lei Xiuyu 2-1 決勝進出 Tristan Cazenave 1-2 Lu Jinqiang 0-3 Group 4 Intellisoft 3-0 決勝進出 David Fotland 2-1 決勝進出 Martin Mueller 1-2 Feng Shaomin 0-3 割り振り時のシード6チームはすべて決勝進出ですが、 河さんはTristan戦で危うく時間切れ負けになるところでした。 (59分30秒で終局。あと30秒で時間切れ負けでした。) 二日目の決勝は8チームの総当たり戦。 この日は4試合分の時間で7局をこなすため、ほとんどのプログラムが2局同時 に試合しました。 Ch Da Mi Ka Le In GM Zh 1. Chen Zhixing ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-0 2. David Fotland × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-1 3. Michael Reiss × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-2 4. Kawa Ryuichi × × × ○ ○ ○ ○ 4-3 5. Lei Xiuyu × × × × ○ ○ ○ 3-4 6. Intellisoft × × × × × ○ ○ 2-5 7. GMS × × × × × × ○ 1-6 8. Zhang lianpeng × × × × × × × 0-7 優勝賞金は15,000,000ウオンで、決勝進出者は最低でも100,000ウオンの賞金が 出ました。優勝したChen先生のプログラムには、韓国から9級の認定状が贈られ ました(日本ではアマチュア2級ぐらいに相当すると思います)。 6位から上の試合は接戦で、どちらが勝ってもおかしくない試合ばかりでした。 4位の河さんは、Michaelに半目負け、Leiさんには半目勝ちでした。 7位のGMSは、会社名だそうですが、まだ販売はしていません。 私のプログラムは、予選でこのGMSに負けて決勝に出られませんでした (小ヨセの段階の275手目で、ノゾキにつがなかったための逆転負け。悔しい。) 8位のZhangさんは、中国の大学でコンピュータサイエンスを教えている先生で、 2000年、1999年のIngCupにも出場しておりだんだんと強くなってきている有望株です。 第1回大会のためか、運営に多少難はありましたが、スタッフとして働いていた 学生は優秀で人数も多かったので、大きなトラブルがなく楽しい大会でした。 雰囲気もIng Cupと同等かそれ以上の立派な大会でした。 来年も出場したいと思います。 余談: 決勝の日は雪が降りましたが、東京の真冬と同じくらいの寒さだったので 特に寒いというほどではありませんでした。花粉症の症状が出ない分、快 適なぐらいです。朝食と昼食はキムチが出る以外は日本と変わりませんで した。街の雰囲気は東京の学生街とほとんど変わりませんでした。日本の 歌は韓国にはないと聞いていましたが、15年ぐらい前に日本で流行した チェッカーズの「ジュリアに傷心」の韓国語版を2回も街で耳にしました。
今年で最後、と言われる2000年のIng杯が中国の貴陽で開催されました。 最後、というのは2000年までに人間の名人にコンピュータが互い先で勝てば一億四千万円の 賞金が出る、ということからも推察されます。来年以降も存続するかどうかも運営の方に 聞いてみましたが、Ingのトップの意思による、ということで不明です。 会場の貴陽は中国の香港から西に800Kmのところにある貴州省の省都です。 日本からの直通便はなく、羽田−関西空港−広州−貴陽と乗り継いで到達しました。 第一印象はお椀型の山に囲まれた盆地、といった感じです。 前回の上海の宿泊施設が大学のゲストハウスだったことから今回もそれを予想していたのですが ホテルは26階建の4つ星クラスの立派さで、前夜祭はそこで行われ、貴陽の市長とかお偉いさん がたくさん出席してそれは盛大なものでした。 参加は世界8ヶ国から14チーム、地元だけに中国が5チームと最多、次は日本の3チームでした。 日本からは「勝也」の清愼一氏、「彩」の私、そして、今回初めてのIng杯参加となる 日本最強の河龍一氏の「はるか」が参加しました。 大会はスイス式に似た方法で7回戦を行い、優勝は6-1で中国のWuluでした。 Wuluの世界大会優勝は初めてで、また師匠である陳志行氏のGoemateを 抜いたのも初めてだと思います。 ただ上位は混戦になっており、もう2回戦ぐらい対戦を組んで順位をはっきり させて欲しかった気もしました。 FunGoは今回はっきり世界のトップに追いついたと思います。ただ今回はWulu戦では 勝ち碁を死に石を安全に殺さずに逆転され、Go4++にはこれも死に石に動かれて コウに持ちこまれ大逆転。ちょっと気の毒でした。 また、人間の子供3人(9,10,12歳の4,4,5段)との優勝プログラムWuluと の9子局は人間側の3連勝(内容も圧勝)でした。 私自身は3-4の9位。やはりこんなものでしょう。上位には手が届かないものの 中堅どころではいい勝負ができる、という感じでしょうか。 大会の翌日、運営側が観光の手配をしてくれたのですが格安航空券の関係で 帰国の便が見つからず、1日早く帰ってきました。今にして思えば観光にまったく 行けなかった事が残念なひとつです。(夜に街を散歩はしましたが) きれいな現地の大学生のガイドさん達がついていたのに、という理由も それに輪をかけていたりします。 個人的な最大の成果はGoemateの陳志行氏から氏が書かれたコンピュータ囲碁 の本を頂けたことだと思います。サインまでしてもらってえらく感激でした。 305ページもある内容の濃い本なのですが惜しむらくはすべて中国語、 今、特定の章をしぼって翻訳しようと試みていますが同じ漢字を使っている 文章とはいえ、なかなか訳すのは至難の技です。 ちなみにタイトルと出版元、ISBNは 電脳 「囲棋」 小洞天 陳志行 著 ISBN 7-306-01673-3 定価 18元(1元を15円とすると270円) 2000年8月第1版、3000部。305ページ 中山大学出版社 インターネット http://www.amazon.com/ で買えるか試してみましたがありませんでした。 ------------------------------------------------------------------ 順 プログラム 作者 勝敗 国籍 1.Wulu Lei XiuYu 6-1 中国 2.Goemate Chen ZhiXing 5-2 中国 3.Go4++ Michael Reiss 5-2 イギリス 4.Go Intellect Ken Chen 5-2 アメリカ 5.KCC Igo Jong Song Hwa 4-3 北朝鮮 6.HARUKA 河 龍一 4-3 日本 7.FunGo Yong Goo Park 4-3 韓国 8.MFG David Fotland 4-3 アメリカ 9.AYA 山下 宏 3-4 日本 10.Topgoer Feng ShaoMin 3-4 シンガポール 11.KATSUNARI 清 愼一 3-4 日本 12.GoStar Lu Jinqing 2-5 中国 13.NorthernStar Zhang LianPeng 1-6 中国 14.Ocean Shen YiJun 0-7 中国 2000年 第16回Ing杯結果 2000/11/05-06 場所:貴陽(Guiyang) in 中国 Wul Goe Go4 GoI KCC HAR Fun MFG AYA TOP KAT GOS NOS OCE 勝敗 1.Wulu × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-1 2.Goemate ○ ○ × × ○ ○ ○ 5-2 3.Go4++ × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-2 4.Go Intellect ○ × × ○ ○ ○ ○ 5-2 5.KCC Igo × ○ × ○ × ○ ○ 4-3 6.HARUKA × × ○ × ○ ○ ○ 4-3 7.FunGo × × × ○ ○ ○ ○ 4-3 8.MFG × × ○ ○ × ○ ○ 4-3 9.AYA × × × × ○ ○ ○ 3-4 10.Topgoer × × × × ○ ○ ○ 3-4 11.KATSUNARI × × × × ○ ○ ○ 3-4 12.GoStar × × × × × ○ ○ 2-5 13.NorthernStar × × × × × × ○ 1-6 14.Ocean × × × × × × × 0-7 00/11/08 Ing杯の全棋譜。Ing杯の貴陽日報の記事。 個人的な意見では、今回の棋譜から見た私の中での順位は 1位 Goemate 2位 FunGo 3位 Wulu 4位 Go4++ といったものだろう。 Go4++とFunGoの戦いは終局してから100手近くも続き(というのも変な表現だが) 最後はGo4++が逆転で勝ってしまった。人間同士だったら考えられない「みっともない」 あがき。しかし、それを許してしまうFunGoもまだ甘い。もちろん勝者はGo4++であり、 その棋譜からはGo4++の作者MichaelReissの執念が感じられる。
MSOの一環で8年ぶりに復活したコンピュータオリンピック。囲碁の他にもチェス、 将棋、アマゾンなど7つのコンピュータソフトの大会が同時に開催されました。 賞金なし、場所がイギリス、とあって日本からの参加者は私一人、それでもGoemateと Go4++という2つの強豪ソフトが参加していたので参加してみようと思いました。 MSO(マインド・スポーツ・オリンピック)はイギリスで毎年行われている 人間同士のテーブルゲームの大会で今年で4回目、44種類のゲームに5000人以上 が参加する巨大なイベントでした。オセロなんかは10*10!という変則の競技が 真剣に行われていました。 さて、囲碁の優勝は「Goemate」。 参加6チームだったので先後1局ずつの総当りで行われ、順当にGo4++とGoemateが全勝で 最終戦に当たり、Goemateが10目半、半目、と際どく2連勝して優勝しました。 ルールは中国式でコミは6目半。5目半だったら、Go4++は引き分けで決定戦に 持ちこめたのですが・・・。 Go4++は大会前にはMSOのイベントで中国の6歳でアマ3段の天才少年 Liao Xingwen 君と 打ち、互先で54目半、次に9子局で8目負け、と軽くコンピュータが負かされています。 3位には私の彩が入りました。他に参加していた将棋とアマゾンでは1,2位だったので 囲碁と合わせて金銀銅の3つのメダルを貰って帰ってきました。 最下位のGoLoisは途中までは強いのですが持ち時間を使い果たすと途端に変な手を 打ち出し良い碁をたくさん落としていました。 優勝したGoemateは陳先生によると最後のHandtalkよりもようやく強くなったようだ、 とのことです。しかし陳先生自身が真剣に打つなら15子!置かなければだめだ、と 全然だめだよ、という感じでおっしゃてました。 なお、陳先生と、GoStarのLu(陸錦強)さんとIndigoのBrunoさんはコンピュータ大会 の後にMSOのオープン囲碁大会(3日間で戦う)に参加して陳先生が40人中6位に入って ました。 Luさんは30分切れ負け戦では欧州代表にもなったことがある中国のGuo Juanさん (彼女がオープン大会では優勝)をタイブレークで破って3位になっていました。 皆さん、自身の碁の腕前もかなりのようです。 イギリス囲碁協会のページもご覧下さい。 第5回コンピュータ・オリンピック コンピュータ囲碁部門 2000年8月21〜22日 於:アレクサンドラ宮殿、ロンドン 総当り、先後1局づつ。中国ルール、コミ6目半。持時間60分 GoeMate Go4++ Aya GoStar Indigo GoLois 勝敗 順位 GoeMate ------- 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10- 0 金メダル Go4++ 0 0 ------- 1 1 1 1 1 1 1 1 8- 2 銀メダル Aya 0 0 0 0 ------- 1 0 1 1 1 1 5- 5 銅メダル GoStar 0 0 0 0 1 0 ------- 1 0 1 1 4- 6 4位 Indigo 0 0 0 0 0 0 1 0 ------- 1 1 3- 7 5位 GoLois 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ------- 0-10 6位 順位 プログラム 作者 国籍 1. Goemate Chen Zhixing 中国 2. Go4++ Michael Reiss イギリス 3. 彩 山下 宏 日本 4. Go Star Lu Jinqiang 中国 5. Indigo Bruno Bouzy フランス 6. GoLois Tristan Cazenave フランス
CGF杯が開催されない今年、全員参加可能な大会を日本で開こう!という声が 起こりNTTの吉川氏の計らいでFJK2000という情報処理学会のデモセッションとい う形でコンピュータ囲碁大会が行われました。 学会だけに平日開催、場所もかなり便が悪い湘南国際村、お金もスポンサーも ないので賞金なし、という大会だけに参加者は8チームと少なく、今までの大会 と比べるとややさびしい感じ。しかし、FOST杯優勝のKCC Igoや日本の新星 「HARUKA」の参加もあり上位のレベルはかなり高い大会となりました。 優勝は河龍一氏の「HARUKA」。 今回は対抗馬と思われたKCCがPalmTopのカシオペヤで参加し、本来の強さで なかったこともあり「HARUKA」がぶっちぎりで強かった印象を受けました。 MartinMuellerのExplorerがなんと最下位。手の入れすぎor入れなさすぎ?で 弱くなっている感じもします。CGF杯に比べてとりあえず動くだけ、といった 弱い参加者が減ったためかもしれませんが、FJK2000はそれなりにレベルが高 かったのかもしれません。 2位にはなんと私の彩が入りました。 KCC戦では相手のダメづめのバグに助けられて2目半勝ち(ダメを詰められれば 半目負け)とかなり際どい勝利を得たのが大きかったです。 市販ソフトにもラッキーで勝つことが10回に1回ぐらいはあるので、それが たまたま出た、というのが実際のところでしょう。 田村氏のイマージュは大会初参加にしては完成度が高く次回以降が楽しみな ソフトです。 優勝の河氏は大会後のパネルセッションで「HARUKA」のアルゴリズムを詳しく 解説してくださり、とてもためになる&速く追いつかなければ、と刺激になり ました。 FJK2000コンピュータ囲碁大会結果 2000年6月1〜2日 於:湘南国際村、神奈川 スイス式7回戦。持ち時間50分 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 勝敗 SB MD DH 1. HARUKA ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-0 2. 彩 × ○ ○ ○ ○ × ○ 5-2 3. KCC囲碁 × × ○ ○ × ○ ○ 4-3 10 4. GORO × × × ○ ○ ○ ○ 4-3 8 5. イマージュ × × × × ○ ○ ○ 3-4 6. Martha × × ○ × × ○ × 2-5 6 0 + 7. 勝也 × ○ × × × × ○ 2-5 6 0 - 8. Explorer × × × × × ○ × 1-6 SB:負かした相手の勝数の合計 MD:負かした相手の最大と最小を除いた勝数の合計 DH:直接対決の勝者 以下の3局は時間切れによるものです。 ×KCC囲碁 - ○Martha ○イマージュ - ×勝也 ○Martha - ×勝也 プログラム 作者 国籍 CPU 1. HARUKA 河 龍一 日本 AMD 400MHz 2. 彩 山下 宏 日本 Celeron 374MHz 3. KCC囲碁 Jong Song Hwa 北朝鮮 CASSIOPEIA E-503 4. GORO 大石 康雄 日本 5. イマージュ 田村 幸雄 日本 PentiumII 333MHz 6. Martha 氏家 一朗 日本 7. 勝也 清 愼一 日本 PentiumII 300MHz 8. Explorer Martin Mueller オーストリア Mac.1999年 Ing杯結果 1999年11月13〜14日 於:復旦大学、上海、中国
スイス式6回戦で行われました。持ち時間は60分。コミは8目で引き分けが存在します。 ルールもIng式、とかで敵陣にいくら死石を打っても目数は変わらないそうです。詳しくは不明。 優勝はGo4++。 安定感があり負けにくい、という点からGo4++が現在対コンピュータでは最強と 思います。GoeMateが長かった不振の期間を終えて復調した感じ。しかしGo4++には 4連敗ぐらいしていて相性の悪さがでています。 FunGoの作者は気合がかなり入っており、今後さらに強くなりそうな気がします。 対照的なのはGoIntellectで最近の成績は13位(CGF)、8位(5thFOST)、8位(Ing)と 上位グループからはっきり下がってしまいました。 中国の大会だけあって中国の初参加のプログラムが4つありました。 それほど弱くはなかったのですが、海外遠征組には勝てなかったようです。 日本からは私の「彩」と清愼一氏の「勝也」が参加しました。 個人的には7位とまあまあの成績ですが正直言って6回戦では下のほうの順位は 微妙で後1,2回は対戦を組んで欲しかったところです。 Ing杯 世界コンピュータ囲碁大会 日時:1999年11月13-14日、場所:復旦大学、上海、中国 順位 プログラム 作者 国籍 1 Go4++ Michael Reiss イギリス 2 Goemate Chen Zhi Xing 中国 3 KCC Igo Jong Song Hwa 北朝鮮 4 Mfg David Fotland アメリカ 4 FunGo Yong Goo Park 韓国 6 Wulu Lei Xiu Yu 中国 7 Aya Hiroshi Yamashita 日本 8 Go Intellect Ken Chen アメリカ 9 Katsunari Shinichi Sei 日本 10 GoLois Tristan Cazenave フランス 10 GoMaster Jee Wonho 韓国 12 GoStar Lu Jin Qiang 中国 13 Indigo Bruno Bouzy フランス 14 Lanco Yang Jin Gen 中国 15 Ocean Sheng Yi Jun 中国 16 PolarStar Zhang Lian Peng 中国 Program 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 勝敗 SL 順位 1 Go4++ -- ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-0 40 1 2 Goemate ● -- ○ ○ ○ ○ ○ 5-1 46 2 3 KCC Igo ● -- ● ○ ○ ○ ○ 4-2 44 3 4 Mfg ● ○ -- ● ○ ○ ○ 4-2 38 4 5 FunGo ● ● -- ○ ○ ○ ○ 4-2 38 4 6 Wulu ● ● ○ ● -- ○ ○ 3-3 48 6 7 Aya ● ● ● -- ○ ○ ○ 3-3 46 7 8 Go Intellect ● ● ● -- ○ ○ ○ 3-3 38 8 9 Katsunari ● ● ● -- ○ ○ ○ 3-3 32 9 10 GoLois ● ● -- ● ○ ○ ○ 3-3 30 10 11 GoMaster ● ● ● ○ -- ○ ○ 3-3 30 10 12 GoStar ● ● ● ● -- ○ ○ 2-4 36 12 13 Indigo ● ● ● ● -- ○ ○ 2-4 30 13 14 Lanco ● ● ● ● -- ○ ○ 2-5 26 14 15 Ocean ● ● ● ● ● -- ○ 1-5 26 15 16 PolarStar ● ● ● ● ● ● -- 0-6 28 16 No.プログラム 1R 2R 3R 4R 5R 6R 勝敗 SL 順位 1 GoLois 2● 4○ 6● 5○ 14○ 8○ 3-3 30 10 2 GoMaster 1○ 3● 8○ 6● 13● 4○ 3-3 30 10 3 Go Intellect 4○ 2○ 7● 9● 15○ 13● 3-3 38 8 4 PolarStar 3● 1● 5● 11● 12● 2● 0-6 28 16 5 Lanco 6● 8● 4○ 1● 16● 11○ 2-5 26 14 6 Aya 5○ 7● 1○ 4○ 10● 14● 3-3 46 7 7 Go4++ 8○ 6○ 3○ 14○ 9○ 10○ 6-0 40 1 8 GoStar 7● 5○ 2● 15● 11○ 1● 2-4 36 12 9 Wulu 10○ 12○ 14● 3○ 7● 16● 3-3 48 6 10 Mfg 9● 11○ 12○ 13○ 6○ 7● 4-2 38 4 11 Ocean 12● 10● 15● 4○ 8● 5● 1-5 26 15 12 Indigo 11○ 9● 10● 16● 4○ 15● 2-4 30 13 13 KCC Igo 14● 15○ 16○ 10● 2○ 3○ 4-2 44 3 14 Goemate 13○ 16○ 9○ 7● 1○ 6○ 5-1 46 2 15 Katsunari 16● 13● 11○ 8○ 3● 12○ 3-3 32 9 16 FunGo 15○ 14● 13● 12○ 5○ 9○ 4-2 38 41999年 第5回FOST杯結果 1999年9月3〜4日 於:日本棋院
変形スイス式8回戦で行われました。 優勝はKCC Igo。 今回は、北朝鮮からプログラマ1人を含め3人の方が来ていました。 Goemateが7位に沈む、という意外な展開。 全体的に、特に上位はレベルアップしている感じがします。 優勝したKCCIgoは日本棋院から2級の判定をもらいました。 FunGo、GoMasterの両韓国プログラムの成長が目立ちます。 期待のHARUKAは、コウが分からず大逆転が2局、打ち間違いが1局、とバグがめだって 4位に終わりました。日本の新星として期待していただけに少し残念でした。 2位のGo4++は安定感があり強く、3位のMfgもはっきり強くなっている感じです。 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 勝敗 SL 1.KCC Igo ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ 7-1 38 2.Go4++ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-1 37 3.Mfg × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-2 38 4.Haruka × × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-3 40 5.FunGo ○ × × × ○ ○ ○ ○ 5-3 34 6.WULU × ○ × × ○ ○ ○ ○ 5-3 32 7.Goemate × × × × ○ ○ ○ ○ 4-4 41 8.Go Intellect × × × ○ × ○ ○ ○ 4-4 33 9.Go Master × × × × ○ ○ ○ ○ 4-4 31 10.GORO × × × × ○ ○ ○ ○ 4-4 31 11.Wakaba × × × × ○ ○ ○ ○ 4-4 25 12.Jimmy × × × × × ○ ○ ○ 3-5 28 13.Masayan × × × × × × ○ ○ 2-6 29 14.Biwako × × × × × ○ × ○ 2-6 26 15.Don × × × × × × ○ × 1-7 25 16.Mutsuki × × × × × × × ○ 1-7 24 FOST杯予選 1999年7月 参加は16チーム。 大石康雄 ---- GORO |-- GORO Yung-Jye Huang Keeping Awkward II ---- JEE Wonho ---- Go Master |-- Go Master 福沢空也 Gobokun ---- Tristan Cazanave ---- GoLois 越田正常 |-- Masayan Masayan ---- Park,YongGoo ---- FunGo |-- Fun Go Yongkyoon No Padook Invincible ---- 山下 宏 ---- Aya 田中正浩 |-- Biwako Biwako ---- 堀井恒夫 ---- Utoro 日浅庄司 |-- Don Don ---- 吉田剛尚 ---- Mutsuki |-- Mutsuki 廣岡康雄 Kiseki ---- 若松徹也 ---- Twigo 河 龍一 |-- Haruka Haruka ----
スイス式(変形含む)9回戦で行われました。 参加は全28チーム。初めての大会としてはかなりの数です。 参加者の国別の内訳は 日本 15 中国 2 韓国 2 台湾 2 アメリカ 2 フランス 2 イギリス 1 北朝鮮 1 オーストリア 1 と、日本の大会だけあって半数以上を日本勢が占めています。 ただし、海外勢は、韓国の2チームと日本在住の海外勢をのぞいて、全てEXEのみの 参加となっており、操作は代理人(主に筑波大の留学生の方々)が行っていました。 Go4++(イギリス Michel Reiss作)優勝! 個人的な印象では大会初参加で2位に登場した日本人プログラマー、 河龍一さんの「はるか」の登場 が今大会の最大の目玉だったとおもいます。 攻め合いで最強と、長い間君臨していたGoemate(旧 Handtalk)に戦いで70目以上勝つ! という快挙を成し遂げています。通信の不備から手入力ミスによるWuluとの1敗が痛いです。 私は6勝3敗で10位、という成績。星勘定はまぁまぁですが、上位の海外勢にはまったく 勝っていないので実力的にはまだまだ及ばない、というのが感想です。 第1回CGF杯(CGF99)結果表 1999年7月23日〜7月24日 於:つくば市 カスミつくばセンター 順位 プログラム名 国 勝数 ソルコフ SB MD 1 Go4++ イギリス 8 51 44 34 2 はるか 日本 7 52 38 28 3 Goemate 中国 7 50 35 25 4 FunGo 韓国 7 49 34 24 5 WULU 中国 7 46 32 24 6 Many Faces of Go アメリカ 6 52 31 21 7 KCC Igo 北朝鮮 6 46 25 16 8 Jimmy 台湾 6 43 23 15 9 若葉 台湾 6 42 25 16 10 彩 日本 6 38 20 14 11 GoMaster 韓国 6 37 17 12 12 Explorer 6.3 オーストリア 5 38 15 9 13 Go Intellect アメリカ 4 51 18 9 14 Carens Whisper 日本 4 44 16 8 15 勝也 日本 4 42 9 4 16 輝石 日本 4 40 11 6 17 GORO 日本 4 37 9 4 18 卓ちゃん 日本 4 36 9 4 19 琵琶子 日本 4 35 8 4 20 GoLois フランス 3 42 9 3 21 睦月 日本 3 37 10 3 22 氏家囲碁 日本 3 34 6 2 23 囲碁1999 日本 3 33 7 2 24 INDIGO フランス 2 34 4 2 25 春風 日本 2 33 4 0 26 碁窟武士 日本 2 31 4 2 27 Andoukun Igo 日本 2 28 3 0 28 東京99 日本 1 33 2 0 プログラム名 1回戦 2 3 4 5 6 7 8 9 1.Goemate ,15 ○, 8 ○, 9 ○,10 ○, 6 ○, 4 ○,27 ×, 2 ×,11 ○ 2.Go4++ ,16 ○, 9 ○,10 ○,14 ○,21 ○,27 ×, 3 ○, 1 ○, 5 ○ 3.Go Intellect ,17 ○,10 ×,12 ○,16 ○,14 ○,21 ×, 2 ×, 6 ×, 4 × 4.Many Faces of Go,18 ○,11 ○,14 ○,21 ○,27 ×, 1 ×, 5 ×,12 ○, 3 ○ 5.WULU ,19 ○,12 ○,21 ×,25 ○,15 ○,26 ○, 4 ○,27 ○, 2 × 6.Jimmy ,20 ○,13 ○,25 ○,27 ×, 1 ×, 7 ○,17 ○, 3 ○,12 × 7.Biwako ,21 ×,14 ×,19 ○,20 ○,25 ×, 6 ×,11 ×,17 ○,22 ○ 8.GoLois ,22 ○, 1 ×,27 ×,17 ×,16 ○,14 ×,15 ×,25 ○,21 × 9.GORO ,23 ○, 2 ×, 1 ×,26 ×,17 ×,24 ○,22 ○,14 ×,28 ○ 10.FunGo ,24 ○, 3 ○, 2 ×, 1 ×,26 ○,15 ○,21 ○,13 ○,27 ○ 11.Explorer 6.3 ,25 ×, 4 ×,20 ○,22 ○,18 ○,17 ○, 7 ○,21 ×, 1 × 12.Wakaba ,26 ○, 5 ×, 3 ×,15 ○,24 ○,18 ○,25 ○, 4 ×, 6 ○ 13.GoMaster ,27 ×, 6 ×,22 ○,23 ○,19 ○,25 ○,26 ○,10 ×,15 ○ 14.Aya ,28 ○, 7 ○, 4 ×, 2 ×, 3 ×, 8 ○,18 ○, 9 ○,16 ○ 15.Katsunari , 1 ×,22 ○,23 ○,12 ×, 5 ×,10 ×, 8 ○,28 ○,13 × 16.IGO1999 , 2 ×,23 ○,24 ×, 3 ×, 8 ×,19 ○,20 ×,26 ○,14 × 17.MUTSUKI , 3 ×,24 ○,26 ×, 8 ○, 9 ○,11 ×, 6 ×, 7 ×,25 × 18.Takuchan , 4 ×,25 ×,28 ○,24 ○,11 ×,12 ×,14 ×,22 ○,23 ○ 19.TOKYO99 , 5 ×,26 ×, 7 ×,28 ○,13 ×,16 ×,24 ×,23 ×,20 × 20.HARUKAZE , 6 ×,27 ×,11 ×, 7 ×,23 ×,28 ×,16 ○,24 ×,19 ○ 21.KCC Igo , 7 ○,28 ○, 5 ○, 4 ×, 2 ×, 3 ○,10 ×,11 ○, 8 ○ 22.INDIGO , 8 ×,15 ×,13 ×,11 ×,28 ○,23 ○, 9 ×,18 ×, 7 × 23.Andoukun Igo , 9 ×,16 ×,15 ×,13 ×,20 ○,22 ×,28 ×,19 ○,18 × 24.Ujiie Igo ,10 ×,17 ×,16 ○,18 ×,12 ×, 9 ×,19 ○,20 ○,26 × 25.Carens Whisp ,11 ○,18 ○, 6 ×, 5 ×, 7 ○,13 ×,12 ×, 8 ×,17 ○ 26.Kiseki ,12 ×,19 ○,17 ○, 9 ○,10 ×, 5 ×,13 ×,16 ×,24 ○ 27.HARUKA ,13 ○,20 ○, 8 ○, 6 ○, 4 ○, 2 ○, 1 ○, 5 ×,10 × 28.Gokutsubushi ,14 ×,21 ×,18 ×,19 ×,22 ×,20 ○,23 ○,15 ×, 9 ×
電脳杯とは・・・? NIFTY-Serveの囲碁フォーラム(GO FIGOM)の8番会議室で行われている、 囲碁プログラム同士のリーグ戦です。 1997年に始まり、現在まで3回行われています。 今回の電脳杯は過去最高の8ソフトが参加し、総当たりリーグ戦で行われました。 また1発勝負ではあきたらなくなって(^^;)、連続通信対戦10番勝負、全280対局! という、ものすごい対局数をこなして優勝を争っています。 ルールには引き分けと、サッカー方式の勝ち点制を採用しました。 -------------------------------------------------------------------- 今回は上位3つが非常に僅差の激戦でした。 勝局数が1、2、3位とも52勝、というのも面白いです。 初参加の鈍(日浅さん作)の健闘も光っています。 最後、GOROさんと引き分けて優勝を逃してしまったのは無念・・・。 琵琶子(ひろりんさん作)初優勝! 第3回ふぃご村電脳杯結果表 1999年5月15日〜6月19日まで ┏━━┳━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━┳━━━┳━━━┓ ┃順位┃プログラム名┃琵彩G鈍卓睦KuTw┃勝−負−分┃勝局数┃勝ち点┃ ┣━━╋━━━━━━╋━━━━━━━━╋━━━━━╋━━━╋━━━┫ ┃ 1 ┃ 琵琶子 ┃・△○○○○○○┃6−0−1┃ 52 ┃ 19 ┃ ┃ 2 ┃ 彩 ┃△・△○○○○○┃5−0−2┃ 52 ┃ 17 ┃ ┃ 3 ┃ GORO ┃●△・○○○○○┃5−1−1┃ 52 ┃ 16 ┃ ┃ 4 ┃ 鈍 ┃●●●・○△○○┃3−3−1┃ 35 ┃ 10 ┃ ┃ 5 ┃ 卓ちゃん ┃●●●●・○○○┃3−4−0┃ 29 ┃ 9 ┃ ┃ 6 ┃ 睦月 ┃●●●△●・△○┃1−4−2┃ 29 ┃ 5 ┃ ┃ 7 ┃ kurukuru ┃●●●●●△・○┃1−5−1┃ 23 ┃ 4 ┃ ┃ 8 ┃ Twigo ┃●●●●●●●・┃0−7−0┃ 8 ┃ 0 ┃ ┗━━┻━━━━━━┻━━━━━━━━┻━━━━━┻━━━┻━━━┛ ┏━━━━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━┳━━━━━┓ ┃name ┃GOR ┃AYA ┃MUT ┃BIW ┃TAK ┃TWI ┃KUR ┃DON ┃勝敗分 ┃ ┃Version ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃勝局数 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃勝点 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃GORO ┃\ ┃△ ┃○ ┃● ┃○ ┃○ ┃○ ┃○ ┃5−1−1┃ ┃4.86 ┃ ┃5 ┃8 ┃3 ┃9 ┃9 ┃8 ┃10┃52 ┃ ┃ ┃ \┃5 ┃2 ┃7 ┃1 ┃1 ┃2 ┃0 ┃16 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃彩 ┃△ ┃\ ┃○ ┃△ ┃○ ┃○ ┃○ ┃○ ┃5−0−2┃ ┃3.7 ┃5 ┃ ┃8 ┃5 ┃8 ┃10┃7 ┃9 ┃52 ┃ ┃ ┃5 ┃ \┃2 ┃5 ┃2 ┃0 ┃3 ┃1 ┃17 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃睦月 ┃● ┃● ┃\ ┃● ┃● ┃○ ┃△ ┃△ ┃1−4−2┃ ┃2.10 ┃2 ┃2 ┃ ┃4 ┃3 ┃8 ┃5 ┃5 ┃29 ┃ ┃ ┃8 ┃8 ┃ \┃6 ┃7 ┃2 ┃5 ┃5 ┃5 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃琵琶子 ┃○ ┃△ ┃○ ┃\ ┃○ ┃○ ┃○ ┃○ ┃6−0−1┃ ┃5.0 ┃7 ┃5 ┃6 ┃ ┃9 ┃10┃8 ┃7 ┃52 ┃ ┃ ┃3 ┃5 ┃4 ┃ \┃1 ┃0 ┃2 ┃3 ┃16 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃卓ちゃん ┃● ┃● ┃○ ┃● ┃\ ┃○ ┃○ ┃● ┃3−4−0┃ ┃4.6 ┃1 ┃2 ┃7 ┃1 ┃ ┃8 ┃8 ┃2 ┃29 ┃ ┃ ┃9 ┃8 ┃3 ┃9 ┃ \┃2 ┃2 ┃8 ┃9 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃Twigo ┃● ┃● ┃● ┃● ┃● ┃\ ┃● ┃● ┃0−7−0┃ ┃1.09 ┃1 ┃0 ┃2 ┃0 ┃2 ┃ ┃3 ┃0 ┃8 ┃ ┃ ┃9 ┃10┃8 ┃10┃8 ┃ \┃7 ┃10┃0 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃kurukuru ┃● ┃● ┃△ ┃● ┃● ┃○ ┃\ ┃● ┃1−5−1┃ ┃0.2 ┃2 ┃3 ┃5 ┃2 ┃2 ┃7 ┃ ┃2 ┃23 ┃ ┃ ┃8 ┃7 ┃5 ┃8 ┃8 ┃3 ┃ \┃8 ┃4 ┃ ┣━━━━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━╋━━━━━┫ ┃鈍 ┃● ┃● ┃△ ┃● ┃○ ┃○ ┃○ ┃\ ┃3−3−1┃ ┃0.50 ┃0 ┃1 ┃5 ┃3 ┃8 ┃10┃8 ┃ ┃35 ┃ ┃ ┃10┃9 ┃5 ┃7 ┃2 ┃0 ┃2 ┃ \┃10 ┃ ┗━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━━━━┛ (表はひろりんさん作成です) 参考までに過去2回の結果を。 ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ | 第1回ふぃご村電脳杯結果表 1997年4月 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ | |GOR |MUT |TAK |BIW |TWI |AYA | 勝−敗−A 順位 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ |1.GORO(GOR)|*** | ○ | ○ | ○ | × | × | 3−2−9 2 | |2.睦月 (MUT)| × |*** | ○ | ○ | ○ | ○ | 4−1−8 1 | |3.卓ちゃん(TAK)| × | × |*** | ○ | ○ | ○ | 3−2−5 3 | |4.琵琶子 (BIW)| × | × | × |*** | ○ | ○ | 2−3−3 5 | |5.対碁 (TWI)| ○ | × | × | × |*** | × | 1−4−3 6 | |6.彩 (AYA)| ○ | × | × | × | ○ |*** | 2−3−4 4 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ A:負かした相手の勝ち数 ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ | 第2回ふぃご村電脳杯最終結果表 1997年7月 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ | |MUT |GOR |TAK |AYA |BIW |TWI | 勝−敗−A 順位 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ |1.睦月 (MUT)|*** | × | ○ | × | ○ | ○ | 3−2−4 3 | |2.GORO(GOR)| ○ |*** | ○ | ○ | × | ○ | 4−1−8 1 | |3.卓ちゃん(TAK)| × | × |*** | × | ○ | ○ | 2−3−2 5 | |4.彩 (AYA)| ○ | × | ○ |*** | ○ | ○ | 4−1−7 2 | |5.琵琶子 (BIW)| × | ○ | × | × |*** | ○ | 2−3−4 4 | |6.対碁 (TWI)| × | × | × | × | × |*** | 0−5−0 6 | ・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・ A:負かした相手の勝ち数
参加は17チーム(増えてます) 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 勝敗 順位 1.Many Faces of Go ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 6-1 27 1 2.WULU × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6-1 21 2 3.Go4++ × × ○ ○ ○ ○ ○ 5-2 18 3 4.Goemate × × ○ ○ ○ ○ 5-2 17 4 5.Go Intellect ○ × × × ○ ○ ○ 4-3 14 5 6.Gogol × × × ○ ○ ○ ○ 4-3 12 6 7.Jimmy × × × ○ ○ ○ □ 4-3 8 7 8.FunGo × × ○ × ○ ○ □ 4-3 5 8 9.Keeping Awkaward I × × ○ × ○ ○ □ 4-3 4 9 10.Indigo × × × ○ × ○ ○ 3-4 9 10 11.TurboGo × × × × ○ ○ ○ 3-4 7 11 12.Hwa Hsia no.1 × × × × ○ ○ ○ 3-4 6 12 13.Explorer × × × × ○ ○ ○ 3-4 4 13 14.GoMaster × × ○ × × ○ □ 3-4 6 14 15.TeamGo × ○ × × × ○ □ 3-4 4 15 16.Alpha-1.1 × × × × × ○ □ 2-5 ? 16 17.361 × × × × × × □ 1ー6 0 17 18.不戦勝 なんと、優勝はMFGでした。MFGの世界タイトル獲得は初めてです。 結果を見ると混戦のようです。スイス式7回戦で17チームだと きれいな順位は出にくいのかもしれません。 作者の David Fotland 氏はコンピュータ囲碁の普及に一番貢献している人です。 彼の報告を読むのが今から楽しみです。 9子を置いた人間の10歳〜14歳の子どもとのハンデ戦はMFGの3戦全敗でした。 14歳4段に 123目負け 14歳6段に 79目負け 10歳5段に 63目負け1998年第4回Fost杯結果 in 東京 日本棋院 1998/08/28-29
第4回FOST杯は8月28、29日の両日、東京の日本棋院で行われました。 参加は全36チーム。 優勝は昨年から頭角をあらわしてきた北朝鮮と日本のチーム 「シルバー囲碁」でした。 1 2 3 4 5 6 7 8 1.GoeMate ○××○○○○ 5-2 3位 2.Go Intellect × ○××××× 1-6 8位 3.Go4++ ○× ×○○×○ 4-3 4位 4.Silver IGO ○○○ ○○○× 6-1 優勝 5.Jimmy ×○×× ×○× 2-5 7位 6.Wulu ×○××○ ○× 3-4 5位 7.MFG ×○○××× × 2-5 6位 8.HAMLET ×○×○○○○ 5-2 2位 4位まではシード。 GoeMate は「HandTalk」から名称変更。 HAMLET は「HIT」からの変更 日本勢は残念ながら誰も決勝には進めませんでした。 作者 国籍 プログラム名 1 Chen Zhixing China Goemate 2 Keh-Hsun Chen USA Go Intellect 3 Michael Reiss England Go4++ 4 Silver Star Laboratory D.P.R.Korea Silver IGO 5 Shi-Jim Yan Taiwan Jimmy 6 Lei Xiuyu China Wulu 7 David Fotland USA The Many Faces of GO 8 Kim. Ji II Korea HAMLET 作者 国籍 プログラム 1 2 3 4 5 6 順位 1 TristanCazenave France Gogol ×19 ○11 ○32 ○21 ×15 ○13 9 2 山下 宏 Japan 彩(AYA) ×20 ○10 ○30 ○32 ○21 ×8 15 3 Yong-Goo Park Korea Fun Go ○21 ○13 ×25 ×28 ○32 ○7 12 4 Shi-Jim Yan Taiwan Jimmy ○22 ○12 ○14 ○8 ○31 ○32 1 5 David Fotland USA ManyFacesOfGo ○23 ○15 ○27 ×25 ○8 ○6 3 6 Kim, Ji II Korea HAMLET ○24 ○14 ○16 ○19 ○25 ×5 4 7 Martin Mueller Switzer Explorer 6.1 ×25 ○17 ○21 ×15 ○18 ×3 18 8 大石 康雄 Japan GORO ○26 ○16 ○20 ×4 ×5 ○2 6 9 白石 民三 Japan GOSAKU ×27 ×18 ×17 ○30 ○36 ×29 29 10 吉田 剛尚 Japan 対局囲碁 睦月 ×28 ×2 ×26 ○36 ○30 ×11 27 11 実近 憲昭 Japan IGO1998 ×29 ×1 ○23 ○17 ○20 ○10 14 12 清 愼一 Japan 勝也 ○30 ×4 ×28 ○22 ○29 ○37 11 13 牛尾 修 Japan B/W ×31 ×3 ○33 ○23 ○17 ×1 20 14 岩崎 浩文 Japan きずもご ○32 ×6 ×4 ○26 ×16 ○22 19 15 八束 純司 Japan WAKABA ○33 ×5 ○29 ○7 ○1 ○31 5 16 吉井 裕人 Japan Monkey Jump ○34 ×8 ×6 ○37 ○14 ○27 10 17 Darren Cook England Darren's Pro ×37 ×7 ○9 ×11 ×13 ○20 26 18 佐藤 俊和 Japan 東京98 ○36 ○9 ×31 ×27 ×7 ×33 28 19 JEE Wonho Korea Go Master ○1 ○36 ×37 ×6 ○27 ○26 8 20 若松 徹也 Japan Twigo 対碁 ○2 ×28 ×8 ×31 ×11 ×17 30 21 田渕 卓夫 Japan 卓ちゃん ×3 ○29 ×7 ×1 ×2 ○23 24 22 堀井 恒夫 Japan ウトロ4 ×4 ○30 ○36 ×12 ×26 ×14 25 23 Yung Jye Huang Taiwan KeepingAwkawa ×5 ×31 ×11 ×13 ×33 ×21 32 24 村上 慎治 Japan 雷神(RAISIN) ×6 − − − − − *25 Lei Xiuyu Chaina Wulu ○7 ○33 ○3 ○5 ×6 ○28 2 *26 小桧山 善隆 Japan 平安囲碁 ×8 ○32 ○10 ×14 ○22 ×19 22 *27 Lim Jaebum Korea Baduk-1 ○9 ○37 ×5 ○18 ×19 ×16 17 *28 高島 啓志 Japan 囲碁自慢 V1.0 ○10 ○20 ○12 ○3 ×37 ×25 7 *29 吉川 厚 Japan DeerStallion2 ○11 ×21 ×15 ×33 ×12 ○9 23 *30 小島 琢矢 Japan DeerStallion1 ×12 ×22 ×2 ×9 ×10 ○36 31 *31 Lin Gwan-Jae Taiwan KI ○13 ○23 ○18 ○20 ×4 ×15 13 *32 小林 勝巳 Japan カレンのささやき ×14 ×26 ×1 − − − 34 *33 銭 文川 China TEST 2 ×15 ×25 ×13 ○29 ○23 ○18 21 *34 甲村 実 Japan 方円 ×16 − − − − − *35 坂東 勝 Japan 碁窟武士 − − − − − − *36 福沢 空也 Japan 碁山人 ×18 ×19 ×22 ×10 ×9 ×30 33 *37 氏家 一朗 Japan Martha ○17 ×27 ○19 ×16 ○28 ×12 16 この予選の表はNiftyのFIGOM、GOROさんのアップを転載しています。 本戦で死闘を繰り広げる8人のことは忘れて、離れたブロックで、敗者の、 敗者による、敗者のための「あすなろトーナメント」が賑やかに行われました。 これは予選敗退組による天国地獄トーナメント(途中から完全順位決定戦に 変更)です。 となりの決勝では、Go4++が地の囲い合いだけで1.5目勝ちするなど、コミ掛かり の勝負が増えていました。が、こちらは派手に石が死んで面白かったです (同レベル同士が一番白熱して楽しい)。 そうそう、4年連続で Handtalk と対戦した女の子はまたしても12目半負け。 なんでも今年は3段になっていたとか。うーん・・・。日本棋院の棋力判定は SilverIGO で3級でした。もう2級はありそうですけどね。 あすなろトーナメント結果(FOST杯予選敗退者戦) 順位 プログラム名 作者 国籍 予選での順位 優勝 Fun Go Yong-Goo Park Korea 12 2位 GORO 大石康雄 Japan 6 3位 勝也 清 愼一 Japan 11 4 若葉 八束純司(鄭銘皇) Japan 5 5 Go Master Jee Wonho Korea 8 6 Gogol Tristan Cazenave France 9 7 Monkey Jump 吉井裕人 Japan 10 8 彩 山下 宏 Japan 15 9 Explorer Martin Mueller Austria 18 10 睦月 吉田剛尚 Japan 27 11 対碁 若松徹也 Japan 30 12 Baduk-1 Lim Jaebum Korea 17 13 TEST2 銭 文川 China 21 14 ウトロ 4 堀井恒夫 Japan 25 15 Deer Stallion 1 小島琢矢 Japan 31 16 Deer Stallion 2 吉川 厚 Japan 23 Deer Stallion が仲良く最下位決定戦をしています :-) 天国トーナメント 1 ----------------------- | | 1| 2| ----------- ----------- | | | | 1| 4| 3| 2| ----- ----- ----- ----- | | | | | | | | 5| 1| 7| 4| 8| 3| 2| 6| --- --- --- --- --- --- --- --- | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 5 15 1 11 13 7 9 4 12 8 3 14 2 16 10 6 --- --- --- --- --- --- --- --- | | | | | | | | 15| 11| 13| 9| 12| 14| 16| 10| ----- ----- ----- ----- | | | | 15| 13| 14| 16| ----------- ----------- | | 15| 16| ----------------------- 16 地獄トーナメント1997年Ing杯結果 in サンフランシスコ 1997/11/21-23
Go Mailing List で、Ing杯の結果が流れていたので紹介します。 スポンサーであるIng氏は3ヶ月前に亡くなられたのですが、 大会は続けられるようです。 HandTalk と Go4++ が勝ち点で並んだのですが、直接対決の結果、 またしても HandTalk の優勝になってます。 FOSTでも活躍した Silver Igo が勝っているのが目に付きます。 Star Of Poland は逆に弱い。 順位 勝敗 ソフト 作者 国籍 1 8-1 Handtalk Chen Zhixing 中国 2 8-1 Go4++ Michael Reiss イギリス 3 7-2 Go Intellect Ken Chen アメリカ 4 7-2 Silver Igo Naritatsu Yamamoto 日本+北朝鮮 5 5-4 The Many Faces of Go David Fotland アメリカ 6 4-5 MODGO Alfred Knoepfle ドイツ 7 3-6 FunGo Park Yong Goo Korea 8 2-7 Star of Poland Janusz Kraszek ポーランド 9 1-8 Explorer Martin Mueller オーストリア 10 0-9 Super Ego Bruce Wilcox アメリカ Program 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 Many Faces of Go - 1 0 1 0 0 0 1 1 1 5-4 2 Star of Poland 0 - 0 1 0 0 0 0 0 1 2-7 3 Silver Igo 1 1 - 1 0 1 0 1 1 1 7-2 4 Super Ego 0 0 0 - 0 0 0 0 0 0 0-9 5 Handtalk 1 1 1 1 - 0 1 1 1 1 8-1 6 Go Intellect 1 1 0 1 1 - 0 1 1 1 7-2 7 Go4+ 1 1 1 1 0 1 - 1 1 1 8-1 8 MODGO 0 1 0 1 0 0 0 - 1 1 4-5 9 FunGo 0 1 0 1 0 0 0 0 - 1 3-6 10 Explorer 0 0 0 1 0 0 0 0 0 - 1-8 HandTalk と人間の対戦では 11目置いて、2段と6段に3目、21目勝ち。 4段に大差で負け、だそうです。第3回FOST杯の結果 1997/08/27-28
5位のシルバー囲碁はかなり安定して強く、Go Intellectには半目負け、ときわどい勝負で7勝3敗でした。 5強の様相を呈しています。MFG や HIT、STONE などがくじ運でAクラス入りしなかったために 6位以下はかなり疑問でしょう。 第3回FOST杯結果 8位まで。於 名古屋国際会議場 優勝 Handtlak 陳 志行 中国 2位 Go Intellect Ken Chen アメリカ 3位 Go4++ Michael Reiss イギリス 4位 Star Of Poland Kraszek Janusz ポーランド 5位 シルバー囲碁 山本 成辰 日本+北朝鮮? 6位 Gogol Tristan CAZENAVE フランス 7位 琵琶子 田中正浩 日本 8位 彩 山下 宏 日本1996年第2回FOST杯
ニュースの rec.games.go で MFG の David Fotland がFOST杯の結果を 流していたので紹介します。 彼は Handtalk は強くなっており、最強であることは間違いないだろう、と 述べています。Go4++, Go Intellect, Many Faces, Hit は去年の Handtalk に 半分の時間で勝っていたそうです。 彼のイメージでは 1位 :Handtalk 2位グループ:Go Intellect, Go4++, Star Of Poland, Sliver Igo 3位グループ:Gogol, MFG, Jimmy, Hit 4位グループ:Stone, Goro, Biwako, Aya, Mutsuki, KuruKuru, Fungo. なのだそうです(そんなものかな?)。 順位の決め方は以下の通りのようです。 1. グループ内での勝数が大きいもの。 2. 勝った相手の勝数の合計 (SB) 3. 全対局者の勝数の合計 (SL) 通常のスイス式では SL(ソルコフ)を先に考慮するのですが、ここではSBを先に 優先しています。 予選の勝数の 5A とは予選で5勝1敗で最初にAグループにいた事を示します。 最終的な結果 予選(6局)の結果 順位 作者 ソフト名 国 勝数 SB SL 勝数 SB SL 順位 1 Chen ZhiXing Handtalk China 9 5A 14 16 3 2 Ken Chen Go Intellect USA 8 46 63 6A 22 22 1 3 Michael Reiss Go 4++ England 8 46 63 6B 18 18 1 4 Janusz Kraszek Star of Poland Poland 8 43 58 5B 17 23 2 5 Naritatsu Yamamoto Silver Igo Japan 7 41 67 5A 17 21 2 6 Tristan Cazenave Gogol France 6 28 59 4A 10 21 4 7 Masahiro Tanaka Biwako Japan 5 21 58 4B 11 18 4 8 Hiroshi Yamashita Aya Japan 4 14 56 4B 11 19 3 Group B 9 Park Yong-Goo Fun Go Korea 8 4A 8 16 8 10 Shi-Jim Yan Jimmy Taiwan 7 34 56 4B 10 19 6 11 David Fotland Many Faces USA 7 33 50 4B 10 21 5 12 Kuo-Yuan Kao Stone USA 7 31 50 3B 9 13 Ji Il Kim Hit Korea 6 25 53 4A 9 19 7 14 Martin Mueller Explorer Switz. 5 26 58 3A 9 15 Yasuo Ooishi Goro Japan 5 25 59 4A 10 20 5 16 Yasuo Hirooka KuruKuru Japan 5 15 46 4B 7 15 7 17 Tamizou Shiraishi Gosaku Japan 4 19 61 4A 10 19 6 18 Takahisa Yoshida Mutsuki Japan 4 12 45 4B 6 17 8 Group C 19 Tomoyuki Shintaku Tengen Japan 7 20 Noriaki Sanechika Igo1997 Japan 5 20 21 Shinichi Sei Katsunari Japan 5 18 22 Osamu Ushio B/W Japan 5 17 23 HiroFumi Iwasaki Gizumogo Japan 5 12 24 Kenichi Amano Heaven Walk Japan 4 17 25 Mei-Kou Tei Young Leaf Taiwan 4 14 26 Hiroto Yoshii Monkey Jump Japan 4 9 27 Darren Cook Darrens Prog England 3 15 28 Toshikazu Satou Tokyo 97 Japan 3 9 Group D 29 Jee Wonho Go Master Korea 6 30 Tetsuya Wkamatsu Twigo 32 Japan 5 10 31 Takuo Tabuchi Takuchan Japan 5 8 32 Kakuyoshi Nishino Goblin Japan 4 33 Tsuneo Horii Utoro Japan 3 34 Yung Jye Huang Keeping Awk I Taiwan 2 3 35 Masao Maruyama Ranka Japan 2 1 36 Masami Miyagawa Ijokankaku Japan 1 1 37 Hang Joon Kim Rex Korea 1 0 38 Shinji Murakami EVA-01 Japan 0 ------------------------------------ Pos Num Name Round: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 WP WF SW SO ------------------------------------------- GROUP A -------------------------------------------- 1 1 Hand Talk ○11 X20 ○13 ○28 ○25 ○41 ○37 ○4 ○ 2 ○15 5 9 2 4 Go Intellect ○33 ○12 ○38 ○25 ○37 ○ 5 ○ 2 X1 X18 ○10 6 8 46 63 3 2 Go4++ ○39 ○35 ○22 ○27 ○ 3 ○18 X 4 ○37 X 1 ○12 6 8 46 63 4 18 Star of Poland ○ 7 ○19 ○ 6 ○ 3 ○15 X 2 ○12 ○10 ○ 4 X37 5 8 43 58 5 37 シルバー囲碁 ○17 ○21 ○ 8 ○20 X 4 ○12 X 1 X2 ○15 ○18 5 7 6 12 Gogo1 ○29 X 4 ○28 ○ 9 ○13 X37 X18 ○15 ○10 X 2 4 6 7 10 琵琶子 ○34 X22 ○27 X 6 ○30 ○14 ○15 X18 X12 X 4 4 5 8 15 彩 X22 ○34 ○39 ○30 X18 ○ 7 X10 X12 X37 X 1 4 4 -------------------------------------------- GROUP B ------------------------------------------- 9 21 Fun Go X 8 X37 ○20 ○17 ○33 ○13 ○ 5 ○41 ○25 ○ 6 4 8 10 6 Jimmy ○30 X 3 X18 ○10 ○19 ○27 ○41 ○25 ○34 X21 4 7 34 56 11 3 Many Faces of Go ○31 ○ 6 ○19 X18 X 2 ○22 X25 ○5 ○ 8 ○34 4 7 33 55 12 22 STONE ○15 ○10 X 2 ○14 X 7 X 3 ○ 8 ○34 ○41 ○ 5 3 7 31 50 13 25 HIT ○23 ○ 9 ○41 X 4 X 1 ○ 8 ○ 3 X6 X21 ○ 7 4 6 14 8 Explorer ○21 ○17 X37 ○38 X 5 X25 X22 ○7 X 3 ○41 3 5 26 58 15 5 GORO X41 ○28 ○11 ○29 ○ 8 X 4 X21 X3 ○ 7 X22 4 5 25 58 16 34 KuruKuru X10 X15 ○35 ○31 ○40 ○30 ○ 7 X22 X 6 X 3 4 5 15 46 17 41 GOSAKU ○ 5 ○16 X25 ○13 ○17 X 1 X 6 X21 X22 X 8 4 4 19 59 18 7 睦月 X18 ○40 ○26 ○19 ○22 X15 X34 X8 X 5 X25 4 4 12 45 -------------------------------------------- GROUP C ------------------------------------------- 19 29 天元 X12 ○33 ○16 X 5 ○38 X17 ○28 ○35 ○13 ○26 3 7 20 38 IGO1997 ○ 9 ○23 X 4 X 8 X29 ○33 ○27 X30 ○28 X13 3 5 21 50 21 13 勝也 ○20 ○11 X 1 X41 X12 X21 ○14 ○27 X29 ○38 2 5 21 40 22 27 B/W ○35 ○39 X10 X 2 ○14 X 6 X38 X13 ○26 ○30 3 5 17 48 23 35 きずもご X27 X 2 X34 ○39 ○26 ○19 X30 X29 ○14 ○20 3 5 12 41 24 30 天歩 X 6 ○26 ○14 X15 X10 X34 ○35 ○38 X20 X27 2 4 17 47 25 28 若葉 ○16 X 5 X12 X 1 ○20 ○11 X29 X26 X38 ○14 3 4 14 50 26 26 Monkey Jump X14 X30 X 7 ○40 X35 ○31 ○20 ○28 X27 X29 2 4 9 37 27 20 Darrens Program X13 ○ 1 X21 X37 X28 ○23 X26 X14 ○30 X35 2 3 16 51 28 14 東京97 ○26 ○31 X30 X22 X27 X10 X13 ○20 X35 X28 2 3 9 44 -------------------------------------------- GROUP D ------------------------------------------- 29 17 Go Master X37 X 8 ○23 X21 X41 ○29 ○ 9 ○33 ○16 ○19 2 6 30 11 Twigo X 1 X13 X 5 ○23 X16 X28 ○19 ○31 ○39 ○33 1 5 11 31 9 卓ちゃん X38 X25 X33 X12 ○23 ○16 X17 ○39 ○31 ○40 2 5 9 32 33 Goblin X 4 X29 ○ 9 ○16 X21 X38 ○31 X17 ○23 X11 2 4 33 16 ウトロV X28 X41 X29 X33 ○11 X 9 ○39 X23 X17 ○31 1 3 9 34 23 Keeping Awkaward X25 X38 X17 X11 X 9 X20 ○40 ○16 X33 ○39 0 3 4 35 31 燗柯 X 3 X14 ○40 X34 ○39 X26 X33 X11 X 9 X16 2 2 36 39 異常感覚 X 2 X27 X15 X35 X31 ○40 X16 X9 X11 X23 1 1 37 19 Rex ○40 X18 X 3 X 7 X 6 X35 X11 X-- X-- X 9 1 1 38 40 EVA-01 X19 X 7 X31 X26 X34 X39 X23 X-- X-- X17 0 0 Pos : 順位 Num : 選手番号 Name : プログラム名 WP : 予選ラウンド(6ラウンドまで)の勝ち数 WF : 合計勝ち数(予選ラウンド+決勝ラウンド) SW : 勝った相手の勝ち数合計 SO : 対戦相手の勝ち数合計 予選ラウンドの成績により、決勝ラウンドより4つのブロックに分けました。 決勝ラウンドでは、Aブロックで1〜8位、Bブロックで9−18位、Cブロックで19〜28位、 Dブロックで29〜38位となっており、ブロックをまたがるような順位入れ替えは行いません。
HandTalkが8勝1敗で優勝。 HT Go4 Mfg GoI GOR Jim Mut Exp Tak Biw Tai Gog Kat Tok Goo Aya Big Uto Igo 不戦 W-L SDS 1 HandTalk - × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8-1 - 2 Go4++ ○ - × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-2 33 3 MFG × ○ - × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7-2 31 4 GoIntellect × ○ ○ - ○ ○ × ○ ○ ○ 7-2 29 5 GORO × - ○ ○ × ○ × ○ ○ ○ 6-3 - 6 Jimmy × × × × - ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 24 7 Mutsuki × × × - ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 23 8 Explorer × × × ○ × - ○ ○ ○ ○ 5-4 19 9 Taku-chan × × × × - ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 13 10 Biwako × × × × - ○ ○ ○ ○ ○ 5-4 11 11 TaiGo × × × - ○ × ○ ○ ○ ○ 5-4 10 12 Gogol × ○ × × × × - ○ ○ ○ 4-5 17 13 Katsunari × ○ × × × × - ○ ○ ○ 4-5 16 14 Tokyo '96 × × × × - ○ × ○ ○ ○ 4-5 6 15 Gooter × × × × ○ × × - ○ ○ 3-6 8 16 Aya × × × × × × ○ - ○ ○ 3-6 7 17 Big Stone × × × × × × × - ○ ○ 2-7 2 18 Utoro 2 × × × × × × × × - ○ 1-8 1 19 Igo Meijin × × × × × - 0-5 0 順位 ソフト名 作者 国 勝敗 1. HandTalk Chen Zhixing 中国 8-1 2. Go4++ Michael Reiss イギリス 7-2 3. Many Face of Go David Fotland アメリカ 7-2 4. GoIntellect Ken Chen アメリカ 7-2 5. GORO 大石康雄 日本 6-3 6. Jimmy Yan Shi-Jim 台湾 5-4 7. 睦月 吉田剛尚 日本 5-4 8. Explorer Martin Mueller オーストリア 5-4 9. 卓ちゃん 田淵卓夫 日本 5-4 10. 琵琶子 田中正浩 日本 5-4 11. 対碁 若松徹也 日本 5-4 12. Gogol Tristan Cazenave フランス 4-5 13. 勝也 清愼一 日本 4-5 14. 東京96 佐藤俊和 日本 4-5 15. Gooter 小桧山善隆 日本 3-6 16. 彩 山下宏 日本 3-6 17. Big Stone Lee Chong-Cheol 韓国 2-7 18. ウトロ2 堀井恒夫 日本 1-8 19. 囲碁名人 斉藤光一 日本 0-5