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fld_nor.gif 伊藤匠7段が後手番で24点法の持将棋狙いで角換わりに
投稿日 : 2024/02/05(Mon) 16:18
投稿者 山下
昨日の棋王戦第1局は、後手番になった伊藤匠7段が作戦通りに角換わり腰掛銀の後手番を
受けて立ち、狙い通りに持将棋に持ち込む、というビックリな将棋でした。
最近のAIは27点法で持将棋を学習しており、27点法だと伊藤7段が誘導した局面は後手負けなのですが
24点法だと引き分けにできる、ようです。

80手目で
「飛車角交換になって持将棋に持ち込めるからと思っていました」
とのコメントで、ここまでの消費時間はわずか16分で、狙い通りの局面に誘導できたようです。

AobaZeroだと80手目は10万ノードで先手勝率68%、水匠5は7億ノードで先手 +148 でした。
dlshogi_dr2_e は100万ノードで +624 で、27点法で学習してるAIはどれも先手良しと判定します。

中日新聞のコメントでは以下の通りで、なんかそら恐ろしいです。

> 先手番の藤井八冠は「工夫が足りず。伊藤七段の掌の上という感じの将棋」。
> 後手番の伊藤七段は「入玉は予定の方針。時間がかかるので神経を使った」。
https://twitter.com/chunichishogi/status/1754084930806784141

アマは主に27点法でプロは24点法ですが、プロの研究に役立つツール、を目指すなら24点法で学習しなおすべきなのかもしれません。

2024年2月4日 第49期棋王戦 五番勝負 第1局 藤井聡太棋王 対 伊藤匠七段
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/49/kiou202402040101.html
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